この度、友情結婚いたしました。
「だったら……」


怒りで声が震えてしまう。


「あ?なんだよ」


いつまでも呑気な春樹に声を張り上げた。


「だったらバカなこと言ってないで、さっさと準備して仕事に行けー!!」

「うわっ!おいこら、やめろっ!!」


怒りをぶつけるように布団干しで、バシバシと春樹を叩き続けた。




あーもう!!
どうして本当に私はあんなにアホでバカで、節操のない春樹なんかと結婚しちゃったんだろう!


春樹を追い出してから出勤して、もうそろそろお昼になるというのに、なかなか怒りが収まらずにいた。


気持ち悪いくらい人にくっ付いてきたのは、別に私のこと好きとかじゃなく、自分の欲を処理するためだったわけだ。


それになに?
私を好きになるなんて、天と地がひっくり返ってもありえないだと?
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