この度、友情結婚いたしました。
「だってまた真希ちゃん、誤字だらけなんだもん」

「え……あっ!本当だ、すみません!」


作成した書類を読み返すと、ご指摘通り誤字だらけで慌てて直しに取り掛かった。


その横で真希さんは探るように問いかけてきた。


「ねぇ、まどかちゃん何かあったの?月曜日からちょっと変よ?」


ギクリと身体は反応してしまい、キーボードを叩く手の動きは止まってしまう。


あぁ、私ってばなにやっているのよ。
これじゃ安易に認めているようなものじゃない。「そうなんです、色々あったんです」って。

パソコン画面から視線を逸らすことができず、ただ固まってしまっていると確信を得たのか、真希さんが詰め寄ってきた。


「やっぱりなにかあったんでしょ!?そうよね、だっていつものまどかちゃんじゃないもの。それに気づくと怖い形相になっちゃっている時があるし」


それはきっと春樹のバカを思い出し、苛々している時だ。間違いない。


「いや、そのですね……」

とりあえず何か言わなくては、と思い横を向いた途端、間近に真希さんの顔があって面食らってしまう。
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