この度、友情結婚いたしました。
やっぱり疑わずにはいられないよ。
だってそう簡単に信じられる?春樹が私のことを、好き……なんて。


一向に胸の高鳴りが収まらない中、春樹は再度問いかけてきた。

「で?……お前の気持ちはどうなんだよ。こっちは全部さらけ出したんだ。いい加減話せ」


頬に触れていた手は離れていき、急かすように言ってくる。

「どうして泣いたんだよ、まどか」


そんなこと聞かれたって困る。
頭の中は既にパンク状態で、なにより……。

「そんなの、私だって分からないよ」

「は?どうして分からないんだよ」


怒りを露わにする春樹に一瞬怯んでしまうも、負けじと素直な自分の気持ちを伝えた。


「仕方ないじゃない!なんか泣けちゃったのよ、あんたが浮気しているところ見て!……今でも分からない。どうして泣いちゃったのか」

早口で捲し立てると、春樹は面食らったように目を見開き、そして大きく息を吐いた。

「お前が分からないなら、俺が分かるわけねぇだろうが」

ごもっともなお話に、返す言葉が見つからない。

でもこればかりは仕方ない。本当に分からないのだから。
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