この度、友情結婚いたしました。
なーにが「いいんじゃね?」だ!


次々と出てくる彼からの決まりごとに、早速春樹と結婚してしまったことを後悔している自分がいた。



* * *



「どうもありがとう。あさみのおかげで早く片付けることができたよ」


荷物の整理も一段落し、休憩をと思い紅茶をふたり分淹れて、いまだにふて腐れているあさみの前に差し出した。

「ありがとう。……まぁ、結婚なんてふたりの問題だし、私はまどかが幸せならそれでいいと思うけどさ」

いまだに納得いっていないのか、あさみは紅茶を飲みながらぶつぶつ言ってくる。

けれどそこは長年の付き合いだからこそ分かることだ。
あさみは私の心配をして言ってくれているって。

「確かにやっぱりやめた方がいいかも……なんて思ったことは、実際に結婚するまでに何度もあったけれど、今はもう腹を括ってる」

あっけらかんと言ったものの、あさみは顔を顰めてばかり。

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