この度、友情結婚いたしました。
派遣会社がある近くのバス停で降りて、そこから徒歩で向かっていく。
もう何度この道を歩いてきただろうか。
いつも今回で通るの最後と決め込んでは、派遣切りに遭うの繰り返しだった。
足を進めて行くと見慣れた六階建てのビルが見えてきた。
そこの五階に入っているのが、私が登録している派遣会社だ。
「げ、メンテナンス中?」
エレベーターで向かおうと思ったものの、今日に限って点検中との貼り紙が。
「仕方ない、階段で行くか」
運動のためにも階段で行くべきかと思うけれど、ここは昔造りのビルで階段が急なのだ。
以前に一回だけ階段で五階まで上がったことがあるんだけど、あまりに急な傾斜に辿り着く頃には、息も途切れ途切れになってしまっていた。
それに懲りてその後は一度も階段を利用したことがない。
「やっぱり辛い……!」
久し振りに上がっていくと、三階目前で既に息が上がってしまっている。
だめだ、少し休憩。
もう何度この道を歩いてきただろうか。
いつも今回で通るの最後と決め込んでは、派遣切りに遭うの繰り返しだった。
足を進めて行くと見慣れた六階建てのビルが見えてきた。
そこの五階に入っているのが、私が登録している派遣会社だ。
「げ、メンテナンス中?」
エレベーターで向かおうと思ったものの、今日に限って点検中との貼り紙が。
「仕方ない、階段で行くか」
運動のためにも階段で行くべきかと思うけれど、ここは昔造りのビルで階段が急なのだ。
以前に一回だけ階段で五階まで上がったことがあるんだけど、あまりに急な傾斜に辿り着く頃には、息も途切れ途切れになってしまっていた。
それに懲りてその後は一度も階段を利用したことがない。
「やっぱり辛い……!」
久し振りに上がっていくと、三階目前で既に息が上がってしまっている。
だめだ、少し休憩。