この度、友情結婚いたしました。
食べ終わり、「ごちそうさま」と手を合わせ食器を手に立ち上がると、春樹も食べ終えたようで、同じように「ごちそうさま」と言うと立ち上がり、後を追ってきた。


「まぁ、それもそうだな。だけどいいか!あまり人を簡単に信用するなよ。まどかは昔から騙されやすいからな」


食器を洗おうとスポンジに洗剤をつけたところで、春樹の声に動きが止まってしまう。

そして隣に立つ春樹を見ると、大きな溜息が漏れてしまった。


「なっ、なんだよその溜息は!」


「なんだよって……それをあんたが言う?勝手にストーカー事件に巻き込んで、こうやって結婚までさせたあんたが!!」


呆れ気味に言えば、春樹は「うっ……!」と声を漏らし、そっぽ向いてしまった。


「なんだよ、別に俺はまどかを騙したわけじゃねぇだろ?それにほらっ!こうやってちゃんとまどかとの決まり事を忠実に守って、良い夫として頑張っているだろ?」


「頑張っているって……」

まだ始まってたった一週間じゃない。

あまりの物言いに呆れ返ってしまう。


「今後もぜひ良い夫を演じて下さいね。……くれぐれも!またバカやって変な事件に巻き込まないでよ」

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