わたしは年下の幼馴染に振り回されています
 もう四年も経つ。人が変わるには十分な時間だ。


昔のように、自分勝手に何かをしてくるわけもないだろう。

「いいよ。部屋に入っても」

 幼馴染との再会だ。

 懐かしくないわけもない。

 両親のことも聞きたいし、彼とも話をしたい。

今までの空白だった四年間のことを知りたいと思っていたのだ。

 拓馬はそう言われると思わなかったのか、戸惑いがちにわたしを見る。

 わたしは彼の背中を押す意味を込め、二つのグラスを取り上げ、机の上に置く。

 それがいいと合図だと思ったのか、部屋の中に入ってきた。

 部屋の中に入ってくると、彼の長い影がフローリングに浮かび上がる。

それを見て、彼の背丈の高さを改めて感じていた。

最後にあったときはわたしより目線が下だった。

男の人の中ではそんなに大きいか分からないけど百六十はないわたしからしたら十分大きい。

「何センチ?」

「百七十五くらいだったかな」

「大きくなったね」

「でも百八十はほしいかな」
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