♥同居人は♥オカマです!
*歌凛*「…………あ、いえ。
ちょっと考え事を。」
疲れてる、疲れてるのかな……
過去の事思い出したりして。
私はもう引っ越ししたし、昔の事なんてなかったも同然なはずなのに。
*蓮司*「考え事って?」
言うべきなのかなこれ。
聞けば、私と二人の関係がわかるけど、もしかしたら図々しいと思われるかも。
だって、私が友達なんてあり得ないだろうし。
ルミちゃんもお情けで付き合ってるだけかも知れない。
蓮司くんも、聖司くんも、同居人だから声をかけてくれてるだけかも。
あ、こういうところがダメなんだな、私。
思いきって言ってしまおう。
その方がスッキリする。
*歌凛*「……仮に、ある人がある人と出会い、お互い会ったら必ず話し合う関係になったとして。
彼らは、その場で会った彼だから声をかけているのか、それとも、彼だから声をかけているのか。
どちらだと思います?」
*蓮司*「……ごめん、日本語話して。」
*聖司*「いや蓮司、あなた演劇部でしょう?ハァ。」
確かに、蓮司くん演劇部だからこういうの得意だと思ってた。
*聖司*「これは私の意見ですが……
彼らが話し合うのは、
その場で会った彼だから、ではなく、彼だから声をかけるのだと思いますよ。
別の場であったとしても、彼の人格を同じように気に入るでしょうし。
まあ、入るかたち、関係性は多少違うかもしれませんが……
どちらにせよ、互いに話し合う関係にはなるでしょう。」