姫と年下王子たち
「思い出ならさぁ、俺がいっぱい作ってやるよ!!楽しい楽しい思い出をっ!」

「…え」

「だから、悲しい思い出なんて忘れろっ。今は無理でも、少しずつ忘れていけばいい」


もしかして…絢斗なりに、あたしを慰めてくれてるの…?


「だから、もう泣くなっ」


ちょっと言葉が足りない気はするけど…。


でもそれが、不器用な絢斗らしかった。


「…うん」


あたしは小さく頷いた。
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