姫と年下王子たち
絢斗はさらに、抱きしめる力を強めた。


「思い出のピアスかなんか知らねぇけど、思い出して辛くなるくらいなら…、もうそんなもの捨てちまえよっ」


なに、その知ったような言い方…!


「…あんたになにがっー…」

「思い出ならさ…!!」


あたしの言葉を遮るように、突然絢斗の声が大きくなる。


見上げると、いつもとは違う真剣な表情をした絢斗の顔があった。
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