姫と年下王子たち
あたしは複雑な思いで、唇をキュッと噛みしめた。


でもここで、…なにかがおかしいことに気がつく。


…んっ?

耳元……?


あたしは、強くつむった目をパチッと開ける。


視界には絢斗の顔はなく、絢斗はあたしの顔の横に自分の顔を埋めていた。


…キスされたのは、唇ではなく耳たぶだった。


「…なに…してるの?」


絢斗は、もう片方の耳も同様にキスをする。
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