姫と年下王子たち
何回も言うけど、…夢……じゃないよね…?


動揺で目が泳ぐあたしとは違い、長谷川くんはまっすぐにあたしを見つめた。


『俺は、秋月さんを大事にする自信がある。だから、俺と付き合ってください』


あたしの心臓が、キュウっと締めつけられたのがわかった。


あたし…、今…すっごくドキドキしてるっ…。

どんどん鼓動が速くなってる。


そのドキドキは、大勢に見られて緊張しているせいもある。
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