姫と年下王子たち
絢斗は基本、人の名前と顔は覚えない。

他の族の総長ともなれば喧嘩を交えて、嫌でも覚えるらしいけど。


…女子に関しては、もっとひどい。


秋月さん以外の女子にはまったく興味を示さない絢斗は、そもそもクラスの女子でさえも顔と名前が一致してないらしい。



それから悩んだ末、絢斗はなにかがパッと閃いたのか…。


「あっ!!」

と言って、立ち上がった。
< 1,898 / 3,957 >

この作品をシェア

pagetop