姫と年下王子たち
素っ気なくされ続けることが、こんなにツラいことだとは思っていなかった。


じわっと涙が目に浮かぶ。


…でも、泣いちゃダメ……!


あたしは、ギュッと唇を噛みしめた。



午前中には、1回戦と2回戦が行われる。

混合チームの試合が終わると、次は1回戦を勝ち上がった、男子チームの2回目の試合だった。


「ナイスサーブ!」

「がんばれー!その調子!」
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