姫と年下王子たち
「ハァ…、ハァ…」

「息なんか切らして、どうしたんだよ?」

「それが…。美姫ちゃん…体調が悪くて、今保健室で休んでる…」

「はぁ?ったく…。まぁいいやっ」


翼が審判に訳を話すと、ようやく試合が始まった。


「先生、美姫どうかしたの?」

「体調が悪いんだって…」

「またー?」


女の子たちも、保健室の先生や翼と同じ反応だ。


「いいじゃん、美姫のことなんてっ」
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