姫と年下王子たち
よって、保健室にくる人もいない。


あたしが今いるB棟は、ほぼ無人に等しかった。



みるみるうちに、あたしの体は保健室に引きずり込まれる。


「ンー…!!!!」


声にならない叫び声を上げる。


…もう、ダメだ。


あたしは抵抗する気力も失せて、静かに目を閉じた。


そのときっ…。


「なにしてんだっ、クラァ!!!!」


強い衝撃が走り、あたしは反動で保健室の床に倒れ込んだ。
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