姫と年下王子たち
気づけば笹野くんから解放されていて、あたしは慌てて四つん這いのまま、保健室から廊下を見渡した。


そこには、あたしと笹野くんの間に立ち塞がるように、だれかの背中があった。


銀髪の後ろ姿…。

…絢斗だ。


絢斗の向こう側には、廊下に倒れ込む笹野くんがいた。


「ひなちゃん、大丈夫…!?」


あたしに駆け寄ってきて、肩を抱き起こしてくれたのは桔平くんだった。
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