姫と年下王子たち
人と人との間隔は徐々に狭まり、篠川橋に着くころには、前に進めないほどにぎゅうぎゅう詰めだった。


「私なら、遅くなっても大丈夫だから。花火大会が終わって人が少なくなるまで、どこかのカフェで時間でも潰さない?」


由香里が俺に気を遣って、そんなことを提案してきた。


確かに、それはナイスアイディア。

でも…。


「いや、いい」


俺は、歩を進めた。
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