姫と年下王子たち
「…ホント!?来年は、絶対いっしょに行こうね!」

「ああ。約束」

「うん!約束だよっ」


由香里が小指を立てて俺の顔の前に出してきたもんだから、柄にもなく俺もそこに自分の小指を絡ませた。


来年を共に過ごすことはないとは知らずに、俺たちは花火と同じように、儚い約束を交わした。


まさかその約束が、今…こうした形で果たされるとはな。

って、俺もなに思い出してんだよ。
< 3,346 / 3,957 >

この作品をシェア

pagetop