姫と年下王子たち
安心した顔を見せた男は、俺の方へ歩いてきた。


「キミ。由香里を送ってくれて、どうもありがとう」


男がお辞儀をした。

頭の中ではイライラしていても、反射的に俺も会釈した。


彼氏の前で、俺を紹介するのは面倒だろう。

それに彼氏も彼氏で、早く俺に帰ってほしいだろうし。


俺は2人の関係をそう確信すると、由香里に背中を向けた。



「じゃあな、由香里」
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