姫と年下王子たち
「桔平、さっきから黙ったまんまだけど、どうかしたの?」

「えっ?…あー、なんでもないで!」


美姫も見かけは遊んでそうやけど、実際はこんなにも一途やってんな。



太陽が西の空に完全に隠れたころ、俺たちは篠川橋に着いた。


「やっぱ、めっちゃ人多いな~」


見渡す限り、人、人、人!

人の後頭部しか見えん。


「あ!あそこ空いてるっ!」


美姫がふと、河川敷を指差した。
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