姫と年下王子たち
慌てたように、額から流れる汗を背広のポケットから取り出したハンカチで拭くオッサン。


まるで、今の俺のカテキョの30年後の姿を見てるかと思うくらい、姿形、雰囲気がそっくりやった。



『電車の扉が閉まります』


俺らがさっきまで乗ってた電車が、何事もなく次の駅へ向かう。


「なんなんですかとちゃうわっ!!オッサン!」


とぼけたオッサンに腹が立って、俺は駅のホームの壁に押さえつけた。
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