姫と年下王子たち
そのとき、ホームに電車が入ってきた。


「ほら!ちょうど電車もきたことだし、行こうよ!」

「…えっ!?け…、けどっ…」


美姫が、俺の浴衣の袖を引っ張る。


俺はスッキリとしいひん気持ちのまま、一度立ち止まってオッサンの方を振り返った。


「美姫に感謝しいや。もう絶対に、こんなことしたらあかんでっ」


オッサンは唇をキュッと結んだまま、俺らに深く頭を下げた。
< 3,418 / 3,957 >

この作品をシェア

pagetop