姫と年下王子たち
「もういいって…。お前、痴漢されてんで?」

「…うん。でも、この人を警察に連れて行っても、あんまりいい気分になれないじゃんっ」


それは…そうやけど。

なんで被害者のお前が…、そんな冷静やねん。


俺はむしゃくしゃしてるのに、美姫は違うことを考えてた。


「せっかくの花火大会だったんだから、最後まで楽しい気分のままで過ごしたいじゃんっ」


と言って、美姫は微笑む。
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