姫と年下王子たち
「じゃあ桔平、この問題教えてくれよ」


俺が催促するように、問題集をバンバンと叩いていると、桔平は顔の前で手を合わせた。


「ごめん、絢斗っ。俺も今から帰らなあかんねん!」


はぁーーー?


「お前は、バイトしてねぇだろ?」

「ちゃうねん。今日、関西に住んでたときの友だちが、こっちに遊びにきてんねん」

「なんで今の時期にっ?」

「夏休みやからやろ?」
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