姫と年下王子たち
俺が門の外で叫ぶと、声に反応したおばさんが俺に駆け寄ってきた。


軍手をはめて、茶色の髪を1つに束ねたこの人が、園花のおばさんだ。


目や鼻、雰囲気が園花にそっくり!


「絢斗くんじゃない!黒髪にしちゃって、初めだれだかわからなかったわ」

「…一応、受験生だから。あ、それよりも園花いますか?」


俺は顔を覗かせて、庭を見渡す。


「園花なら、篠川花火大会に行ったわよ」
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