姫と年下王子たち
秋月さんの前にココアを出す。


「ありがと…」


そう答える秋月さんを見ると、目を両手で抑えていた。


「え…、どうかした?目でも痛いの?目薬いる?」


だが秋月さんは、首を横に振る。


じゃあ…、一体……。

と思ったが、理由はすぐにわかった。


『ア…アァー……』


テレビから、唸るような低い声が聞こえる。


見ると、ゾンビが人に襲いかかる映像が目に入った。
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