姫と年下王子たち
テレビを消して、リモコンをテーブルに置く。


そして、抱き寄せていた右手を秋月さんの頭に伸ばす。

そして、優しく撫でた。


俺の指の間を、秋月さんの細い髪が滑らかに通っていく。


再び、静まり返るリビング。


しかし、さっきまでの沈黙とは違い、どこか穏やかな空気が流れているような気がした。


…ずっと、こうしていたい。


本気でそう思った。



「…ひな。黙って、俺に惚れろ」
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