姫と年下王子たち
「父さんは、母さんの病気のことは?」

「うん、知ってる。けど、こっちには戻ってこれないから、アタシたちに任せるだって」

「…そっか」


すると俺の顔を見て、姉貴がクスクスと笑い出した。


「…なんだよ、急に。俺、変なことでも言った?」

「ううん、べつにっ。でもお母さんのことでは突っぱねてた涼も、そんな不安そうな顔を見せるんだと思ってね」


不安そうな顔って…、そりゃするだろ。
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