姫と年下王子たち
癌って言われたら。


「離婚してもさ、アタシたちのお母さんは1人だけなんだよ」


そう言って、姉貴は帰って行った。


離婚しても、俺らの母さんは1人だけ…か。


姉貴の言葉が、妙に心に響いた。



リビングに戻ろうとドアを開けると、ドアの前に秋月さんが立っていた。


「「…うわっ」」


同時に驚く。


「こんなところで、どうしたの?」

「あ…、えと…。お手洗い借りようと思って…」
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