フキゲン課長の溺愛事情
「あ、集中してたときにごめんね。広報室の河原崎からの伝言なんだけど、パンフの日本語訳、今日中じゃなくて明日中でかまいませんって」
「そうですか」
友紀奈がそっけなく言った。今彼女が訳していたのが、沙織が頼んでいたパンフだったのかもしれない。
「ごめんね」
璃子が申し訳ない気持ちで言うと、友紀奈がさっと立ち上がった。大きな目とぽってりした唇が人形のように愛らしい彼女が、璃子を鋭い眼差しで見た。
「水上さん、お話ししたいことがあります。ちょっといいですか」
友紀奈が片手で廊下を示した。オフィスではできない話ということだろうか。
「えっと、それは、今の方がいいのかな?」
璃子は総務課の壁の時計を見た。達樹との約束の十一時半まで、あと十分だ。
「はい。五分もかかりません」
「五分ね。それならいいわ」
「休憩室に行きましょう」
友紀奈に言われて、璃子は廊下に出た。友紀奈が先を歩き、璃子はその後に続く。高いヒールのパンプスを履いた彼女は、胸もお尻もベージュのスーツを豊満に盛り上げていて、必要な箇所に脂肪が不足気味の璃子にはうらやましい限りだ。
「そうですか」
友紀奈がそっけなく言った。今彼女が訳していたのが、沙織が頼んでいたパンフだったのかもしれない。
「ごめんね」
璃子が申し訳ない気持ちで言うと、友紀奈がさっと立ち上がった。大きな目とぽってりした唇が人形のように愛らしい彼女が、璃子を鋭い眼差しで見た。
「水上さん、お話ししたいことがあります。ちょっといいですか」
友紀奈が片手で廊下を示した。オフィスではできない話ということだろうか。
「えっと、それは、今の方がいいのかな?」
璃子は総務課の壁の時計を見た。達樹との約束の十一時半まで、あと十分だ。
「はい。五分もかかりません」
「五分ね。それならいいわ」
「休憩室に行きましょう」
友紀奈に言われて、璃子は廊下に出た。友紀奈が先を歩き、璃子はその後に続く。高いヒールのパンプスを履いた彼女は、胸もお尻もベージュのスーツを豊満に盛り上げていて、必要な箇所に脂肪が不足気味の璃子にはうらやましい限りだ。