潔癖症ヤンキーとペンギン
髪の毛の色だけで、
そんな言い方しないであげてよ……。

警官たちが口々に言うのを聞いて
マミヤマは心の中で強くそう思った。

マミヤマはあのとき震えながら、
もしかしたら
この銀髪の彼も変な目で見ているのでは……と
胸元がはだけていたこともあり一瞬疑った。

今まで変質者や痴漢に遭遇して助けを求めたとき、
助けてくれた人や目撃者、果ては警察官からの
好奇の視線をしばしば感じていた。

どこをどう触られたんだろう……と撫ぜ回すような視線。
触られ汚されて可哀想に……と憐れむふりした侮蔑の視線。
実は誘うような素振りしていたんじゃ……と探るような視線。

どれも目線や言葉の端々でなんとなく伝わってしまう。
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