まるでペットのような彼
まったく、悠にはかなわない。

了承しなかったら、ホントにエッチされてしまってただろう。


そんなことになったら、どえらいことになってしまう。

ここのホストクラブ一夜は、基本的に枕営業を禁じているらしい。
だけれど、アフターや同伴などで、隠れてしてる人もいるようだ。


枕営業を禁じているのは、それを目的にアフターに誘いホストに関係を迫る客によるトラブルが絶えないからだ。
客と枕営業をしてトラブルを起こしたホストは、首を切られる。


私と悠の関係って、なんだろう?
客とホストじゃないしな~


嫉妬してくれたんだろう、悠の行動に頬を弛ませながら、席に戻る。


「郁美~、なにニヤケてるのよ~さっきまで落ち込んでたくせに~
白状なさい。」

ほどほどに酔った奈央子が詰め寄ってくる。

「ごめん、ごめん。奈央子、あの…指名ってどうするの?」

トイレから戻って席についたら、誰もホストが居なくて奈央子と二人きりになったから聞いてみた。

「えっ?指名?」

珍しい、奈央子のビックリ顔だ。
何度かこの店に通っているが、私が指名をしことは、一度もない。
ホストたちは、目の保養になるがそれだけだったからだ。


「えっと…その…」







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