ハピネス
リリアがローテーブルを部屋の隅っこに移動させ、私にも立つ様に命じる。


「ワッ!?」


お互い立って向かい合い彼女が杖のお尻で床を一度叩くと、よくファンタジーマンガで見る様な魔法陣が現れた。


魔法陣はちょうど私達2人を真ん中にして時計回りに回転しており、何か書いてあるけどコレ……模様?文字?


「こっち見なさいハピネス」


「ハ、ハイ!」


いけない…今は最終決断の儀式の途中だった……


私は慌てて意識をリリアに戻す。


「早乙女 天祢。アナタはハピネスとして3日間我・リリア=ハーウェウの力となってくれました」
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