例えば魔女と恋をして



「誰…?」

声をかけながら、涙の滲んだ目を拭い、目をよく凝らし見つめたその後姿に

目が飛びでるほど驚いた‼



えぇぇぇぇっ⁈⁈⁈⁉


なんで暁君が私の部屋の前に居るわけ⁈


私、今ちょっと前にフられたばかりで、次会う時にどんな顔をして会えば…なんて考えてたのにっ⁈


どうしようっ‼

心の準備が一切できていませんっ‼

彼の後ろであたふたしていると、振り返った彼にバッチリ見つかってしまった…‼


「あ…あの…何かご用かしら…?」


気まずいっ‼



すると暁君は、少し表情を曇らせながら俯いた…。



よく、みれば額から汗が滲み

呼吸が乱れている…。



なんか…

なんだか…


色っぽいわ…







じゃなくてっ‼



なかなか口を開こうとはしない彼だけど

その雰囲気は気軽に声をかけていいものにも思えず…

重かった気分をさらに重たくしながら…


彼が何かを言い出すのを待っていた。



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