無愛想で糖度高めなカレの愛
「どうだい、河瀬くん? 間宮さんみたいなパートナーは」

「「え?」」


夕浬くんと私の、間抜けな声が重なった。

パートナー……って、何を言い出すんですか室長!?


「前から思っていたんだよ~、君達はなかなかお似合いじゃないかなぁとね」


嬉しそうに笑う、なんだかお父さんみたいな彼。悪い気はまったく起きないけど、恥ずかしいし、他の人に聞かれていたら気まずいし!

私は大袈裟に笑いながら、適当に話を流そうとする。


「あっはっは、もー室長ったら! そんなこと言われたら河瀬くんも困っちゃ──」

「よくおわかりで」


その時、私の言葉を冷静な声で遮った夕浬くんは、自分の好物を挙げるような調子でさらっと言い放つ。


「間宮さん好きなんですよ、僕」


──ぴたり、私と室長の動きが静止した。

ちょーっと、夕浬くん!? こんなところで正直に言うなー!

何かフォローしないと!と、ひとり焦る私は挙動不審な動きをしながら、平然とお造りに手を伸ばす彼に言う。


「あああありがとう河瀬くん! “同僚として”そんなに気に入ってくれて!」

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