流れ星スペシャル


そのままその女の子に事務室に連れて行かれ、ユニフォームを手渡される。


「辞めた人のでいいですか? 桂木店長が回収してくれたやつ。これは洗濯してあるし、女性スタッフが着てた分やから」


ふふ、『桂木店長』やて。


「よかった、ユニフォームって回収率悪いねん。辞める人はもう関係ないし、めんどくさいから返してくれへんでしょ。サロンとか結構高いのに」


と、ぼやき口調になる。




「店長これメッサ投げつけられてましたよ」


「え」


「辞める子らと、ちょっとモメてた」


苦笑まじりに、そう教えてくれた。




ユニフォームに着替えるのは、狭~い試着室のようなスペース。


「桂木さんはどうですか?」


ツッパリ棒で簡単に仕切られたカーテンの中へ入り、着替えながら聞いてみる。


「へへへ、今かなりへこんでると思うわ」


「やっぱし……」


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