strawberry tea×わがまま姫♀



゛観覧車に乗車中の皆さん、誠に申し訳御座いません。

ただいま観覧車が急停止するトラブルが生じております。係員が安全確認・再作動を行っております。暫くそのままで、お待ち下さい…゛






蓮を睨んでいた時、アナウンスが流れた。






『…早く動けよ』

蓮はちぇっと舌打ちをして、外を眺めた。




「直らなかったらどうする!?」

あたしは怖くてたまらない。









『…2人っきりでいられんじゃん』


蓮は何言ってんの?と言う目であたしを見た。




………っ。


あたしの心臓はこんな非常事態に関わらず、早く動く。






「やだよ!2人っきりでも観覧車は怖いから!」


あたしは照れ隠しに言った。






『………あ』


その時、蓮が呟いた。





え……何?






『…あれ、いとこ。』



蓮がそう言って、指差した。

あたしはその指差した方向を見る。







「…本当だ…」


そこには、超美形な女の子が居た。





『アイツ変わってねぇ』

蓮がクスッと笑った。






…………っ。


いくら、いとこだと知っても、心は曇る。





……こんな感情、欲しくないのに。






「仲良いんだね。
会ってくればいいじゃん!」






あたしはツンツンとした言葉で蓮を見た。



蓮はちょっと驚いた顔をしてから、ニヤリと笑った。





………ん?












『……嫉妬、した?』


………んな!?!?!!?
(↑図星)




「んな訳無い!!
誰が蓮なんかに嫉妬…」


『嫉妬深いんだろ?』





蓮のニヤニヤ笑いは止まらない。





……くそぅっ!

どうしてあたし、顔と態度に出ちゃうんだろー!?






< 48 / 89 >

この作品をシェア

pagetop