strawberry tea×わがまま姫♀



そう言って蓮は、あたしの髪を撫でた。



っ、ギャップありすぎ。




蓮の一挙一動であたしの心はこんなに乱されるんだよ?
分かってる?




「考えてなんか無い!」
『はいはい。』

~~っ。もう。



「お邪魔しました!」


あたしはガバッと立ち上がった。



『また来いよ。』
「……うん」


引き止めてくれないんだ、今日は。



『そんな寂しそうな顔すんなよ』

蓮が笑った。




………。
顔出てた?あたし。



「してないもん!」
『はいはい。
じゃあ帰れ。』

~~~っ。



玄関に出されて、あたしは渋々ドアノブに手をかけた。

てか何よ、渋々って!
ありえない!



あたしは勢い良くドアノブを回し、ドアを開けた。


「お邪魔しました!」
『じゃあな』



あたしはエレベーターのボタンを押した。


一階にあったエレベーターが上がってくる。







『明日学校でな』


…あ。そっか。
明日学校だ!



『何?俺に会えるから嬉しい?』

……っ。



「馬ー鹿!違う!」



実は図星だったりする。





『あっそ。』


んがっ!何よ、あっそってぇ!
ムカつくーっ!



『エレベーター来た』



蓮が指差した。


あ!



エレベーターが来て、ドアがゆっくりと開いた。




あたしは中に乗り込んだ。




『やっぱ寂しそうな顔してる…』
「っ、これは元々の顔!」


最後まであたしをからかいやがってー!
ほんっとムカつく!




「あ!上着!」


あたしは自分が、蓮が貸してくれた上着をまだ着ているのに気がついた。




『いいよ。やる。』



あたしは開ボタンを押しながら脱ごうとしたため、苦戦していたら、蓮が言った。



「え!?返すよ!」
『やる。いいから。』



………。
いいのかな?




< 81 / 89 >

この作品をシェア

pagetop