strawberry tea×わがまま姫♀
そう言って蓮は、あたしの髪を撫でた。
っ、ギャップありすぎ。
蓮の一挙一動であたしの心はこんなに乱されるんだよ?
分かってる?
「考えてなんか無い!」
『はいはい。』
~~っ。もう。
「お邪魔しました!」
あたしはガバッと立ち上がった。
『また来いよ。』
「……うん」
引き止めてくれないんだ、今日は。
『そんな寂しそうな顔すんなよ』
蓮が笑った。
………。
顔出てた?あたし。
「してないもん!」
『はいはい。
じゃあ帰れ。』
~~~っ。
玄関に出されて、あたしは渋々ドアノブに手をかけた。
てか何よ、渋々って!
ありえない!
あたしは勢い良くドアノブを回し、ドアを開けた。
「お邪魔しました!」
『じゃあな』
あたしはエレベーターのボタンを押した。
一階にあったエレベーターが上がってくる。
『明日学校でな』
…あ。そっか。
明日学校だ!
『何?俺に会えるから嬉しい?』
……っ。
「馬ー鹿!違う!」
実は図星だったりする。
『あっそ。』
んがっ!何よ、あっそってぇ!
ムカつくーっ!
『エレベーター来た』
蓮が指差した。
あ!
エレベーターが来て、ドアがゆっくりと開いた。
あたしは中に乗り込んだ。
『やっぱ寂しそうな顔してる…』
「っ、これは元々の顔!」
最後まであたしをからかいやがってー!
ほんっとムカつく!
「あ!上着!」
あたしは自分が、蓮が貸してくれた上着をまだ着ているのに気がついた。
『いいよ。やる。』
あたしは開ボタンを押しながら脱ごうとしたため、苦戦していたら、蓮が言った。
「え!?返すよ!」
『やる。いいから。』
………。
いいのかな?