鬼部長の素顔



『何から何まで本当、すみません』



「あ?気にするな。完全に俺が悪い」


片付けも全て部長がやってくれた
食事が終わる頃には
なんとか立てるようにはなったけど
歩くのは難しく
生まれたての子鹿だった



片付けが終わると
部長は私の隣に来てくれて
二人で並んでテレビ見て
まったりと時間を過ごした


まさか、部長とこんなふうに
なるなんて、思ってもみなかった

そう考えたら
……とても幸せだ
私は部長の肩にに寄りかかった



『眠いかも……』



時計を見れば
日付が変わる時間


疲労困憊な身体
ベットに行くのも面倒だ


それを理解してくれる部長


「優子、ベット行こうね」


そう言って私を抱き上げ
ベットへ運んでくれた


『ん、ありがとう』


お休みを言いたかったけど
抱きかかえられていて
あまりにも心地よく
私はそのまま眠りについてしまった
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