鬼部長の素顔
先に風呂……と、部長は
私を抱きかかえ、バスルームへ
部長の膝の上に座らされ隅々洗う
そこは自分が洗いますって言いたい箇所も丁寧に洗ってくれるから
逆に恥ずかしい…
一人で湯船も入れない私は
終始部長に抱きついてしまっていた
「優子……あまりくっつくと……あれだ」
あれ?……あれってなんだろう
わからないでいたら
部長は視線をそらしながら
「……また…したくなる」
その言葉に顔から火が出そうだった
『……は、はい。ごめんなさ…ぃ』
だって、仕方がないでしょ?
しがみつかなきゃ、落ちちゃいそうだし
足に力が入らないだもん。
結局、お風呂から上がっても
足には力が入らず
全て部長がやってくれた
お風呂が終われば
部長は私をソファへとおろし
自分はキッチンへと行ってしまった
なんか、申し訳なく思えてきた
だから、今度は私が作ってあげようって思えた
簡単なものだけど、と
パスタを作ってくれた
「食べれるか?食べさせてやろうか?」
『大丈夫ですよ』
あまりにも心配するから
笑ってしまった