鬼部長の素顔


トボトボ歩いて10分
部長に言われたとおり
駅前の噴水広場のベンチにいる


どのくらいで来るのか聞くの忘れた
まだ、仕事してるんだろうか…


まあ、少し待って来なかったら
帰ろうかと考えていた


10分くらい待ったかな?
遠くの方から、走って来る人が見えた



まさかの部長に驚いてしまう
走る姿が様になっていた

何か運動でもしてるのかな?
近づいてくる部長の姿を
ただ、見つめていた



「悪い」



そう発した部長の額には
うっすら汗が滲んでいた



あちぃ、といいながら
ネクタイを緩めている


どうした?


部長の一言で我に返った



「飯、何食べたい?」



私任せかよ、と思いながらも
かんがえたけど、出てこず


ここで、なんでもいい、は良くない。
あ、そうだ。



『部長、私行きたいとこあるんです!』
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