ときめきました、あなたに

出逢いから

空港に、ポツンと 佇んでいた

「どうしましたか?」

「・・・・・・」

「よかったら、僕の自宅でお茶しませんか?」

「ありがとうございます。是非に」

なんだ、話せるんでないか
最初からなんだな、ぼちぼちか

「僕は、塚本 剛志 君は?」

「私は津村 つぐみです」



「ここには旅行?」

「いいえ、私の記憶がここで戻るかもと、来たみたいなんです。」

「戻るまで、ここで一緒に生活していたら?」

「それは・・・・」

「じゃあ、宿泊費は、いらないから、家事代行してくれたらいいから、」

「・・・・・・」

「ダメ?」

「襲わないって約束してくれませんか?」


「お安いご用、ありがとう」


毎日楽しく過ごす二人

「私、こういう事前にもしてた?」

「そうなんだ」

「騙さないで私の事 どこで逢ったのか?教えてくれないの?思い出したい」

「そういう事は、ゆったり思い出したらいいから」

「見ず知らずなら、長くいられない」


腕を引っ張り胸に強く抱きしめ
「なあ、思い出さなくとも 新しくやり直さないか?」

目線を落とし唇を塞いだ

う・・・・んぅ・・・・・

「剛志さん、抱いて・・・・」

「ん?今なんて?」

「剛志さんって」

「思い出したのか?つぐみはいつも、俺をそう呼んでいた」

「そうなんですか?」

「抱けば思い出すのか?」

「・・・・・・・」


しかし一歩すすんだ


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