ひみつの琴子さん【修正 & side story完結】
興福寺を堪能し終えた頃は、午後3時を回っていた。
「河田さん、東大寺も見たいところだけど、そろそろ東京へ戻らないと…」
「そうですね。今日はありがとつございました。
藤枝さんと、一緒に見て回ることが出来て、楽しかったです!」
「うん。俺も河田さんと一緒で良かった。また来よう」
そう言って、藤枝さんは本当に嬉しそうに笑った。
「はい。こんな私で良ければ…」
言い終わるか終わらないうちに、グイッと腕を引かれる。
「コラッ、また出た。『こんな私』って。きみは本当に分かってない。
今度、言ったら……ごめん。生意気なこと言って」
ドキドキドキ…
「………」
ビックリした…グイッと腕を引かれ、驚いて見上げたすぐ近くに藤枝さんの顔があって、キスされるかと思った。
「河田さん、東大寺も見たいところだけど、そろそろ東京へ戻らないと…」
「そうですね。今日はありがとつございました。
藤枝さんと、一緒に見て回ることが出来て、楽しかったです!」
「うん。俺も河田さんと一緒で良かった。また来よう」
そう言って、藤枝さんは本当に嬉しそうに笑った。
「はい。こんな私で良ければ…」
言い終わるか終わらないうちに、グイッと腕を引かれる。
「コラッ、また出た。『こんな私』って。きみは本当に分かってない。
今度、言ったら……ごめん。生意気なこと言って」
ドキドキドキ…
「………」
ビックリした…グイッと腕を引かれ、驚いて見上げたすぐ近くに藤枝さんの顔があって、キスされるかと思った。