同居ノススメ


すると慎太郎は
上半身を桃の上に
覆いかぶさるような体勢を取り

桃の目をまっすぐ見ると

「うん、それは心配ない。

だって、桃と一緒にいたいから
って理由で、
ここに半ば強引に転がり込んだのは、
この俺だよ?

お弁当作って欲しい
って頼んだのも俺。

市場調査に付き合って欲しい
って言ったのも俺。

俺から、なにかして欲しい、
って言ったのは、桃が初めて。

だから、
俺、桃に相当甘えてると思うよ」

と言うと

桃もそれを聞いて安心し
嬉しそうな表情をし

「そっか・・
それなら良かった、ホッとしたよ。

これからもたくさん話そう、ね?」

というと同時に
慎太郎は桃にキスを落とし、

「うん」という返事をすると

深く、より深く
桃の口内に舌を滑りこませた。

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