エリートな彼と極上オフィス
私の頭に手を置いて、にっこり笑う。
「感謝してんの」
先輩も、けっこういろいろ考えてるんですね。
そういえば、言ってましたっけね、私と同じように、ぐるぐるしてるって。
先輩の首に腕を回すと、抱き寄せて応じてくれた。
甘えたいのですと全身で伝えたら、伝わった。
頭をなでながら、ゆっくり降らせてくれるキス。
このまま溶けてしまいたい。
と浸った矢先。
「お前、そろそろ終電じゃねえ?」
来た。
妙な節制と良識を顔に張りつけている先輩を、冷ややかな気分で見返す。
「なんなんですか、それ、この間から」
「なんなんですかって、なんだ」
「とぼけないでくださいよ、うちに来ても私がここに来ても、きっちり夜にさよならする、なんですか、実家暮らしじゃあるまいし」
同じ流れになったら、今日こそ言ってやろうと思っていたら、案の定、なった。
私の剣幕に驚いたのか、先輩は若干たじたじとなりながらも、きっぱりと言う。
「だって俺は、お前を大事にするって決めたんだ」
…えーと。
「すみません、ちょっとよく、意味が」
「もうノリとか流れでやってた俺とは違うってことだよ」
「別に今の私たちがするのは、ノリでも流れでもなくないですか」
「いや、まだダメだ」
大真面目に首を振る。
うわあこれ、まずいやつだ。
いかんパターンだ。
「感謝してんの」
先輩も、けっこういろいろ考えてるんですね。
そういえば、言ってましたっけね、私と同じように、ぐるぐるしてるって。
先輩の首に腕を回すと、抱き寄せて応じてくれた。
甘えたいのですと全身で伝えたら、伝わった。
頭をなでながら、ゆっくり降らせてくれるキス。
このまま溶けてしまいたい。
と浸った矢先。
「お前、そろそろ終電じゃねえ?」
来た。
妙な節制と良識を顔に張りつけている先輩を、冷ややかな気分で見返す。
「なんなんですか、それ、この間から」
「なんなんですかって、なんだ」
「とぼけないでくださいよ、うちに来ても私がここに来ても、きっちり夜にさよならする、なんですか、実家暮らしじゃあるまいし」
同じ流れになったら、今日こそ言ってやろうと思っていたら、案の定、なった。
私の剣幕に驚いたのか、先輩は若干たじたじとなりながらも、きっぱりと言う。
「だって俺は、お前を大事にするって決めたんだ」
…えーと。
「すみません、ちょっとよく、意味が」
「もうノリとか流れでやってた俺とは違うってことだよ」
「別に今の私たちがするのは、ノリでも流れでもなくないですか」
「いや、まだダメだ」
大真面目に首を振る。
うわあこれ、まずいやつだ。
いかんパターンだ。