優先順位
「俺、澪の約束破っても、それで友達といても、そこに女がいてもいつものように許してくれるって、罪悪感なんてまったくなかった。」
私のこと気にしてないてことだよね。
「普通に今日もそんな感じでいたけど、さっき大輝と澪が一緒にいるのみて。すげー黒い気持ちが出てきて。理性なんか保たなくて、気がついたら澪連れてここにたどり着いてた。
俺こんな嫉妬深かったんだって、すげー実感したんだ。」
「うん。」
「澪...」
「うん。」
「好き。」
「う...ん...うぅ」
今まで不安だった気持ちが全部消され、我慢していた涙が一気に出てきた。
ぎゅっ
「澪。ごめんな。」