優先順位


「優、慎也に言いに行ったの?」

「だって!澪のピンチかと思って」

「優ちゃんから聞いて、急いできたけど...心配するほどでもなかった?」

本当に急いできてくれたのだろう。
息が上がってる。

「まーね!(笑)
でも二人ともありがと!」

私は勢いよく2人に抱きついた。

「おい!澪!濡れる!!」

「制服濡れてるんでしょ!もーー!」

怒る2人。でも凄く笑顔で...。
こんな状況でも、幸せだなって思う。
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