クールな同期が私だけに見せる顔
省吾は、渋々私から離れて言った。
「独身主義ねえ。あのなあ、考えてみろよ。 俺が周りに向かって彼女欲しいとか、結婚したいとか言ってみろ、その後、どうなるか考えてみろよ」
「ん?」
「だから、彼女が欲しいって内心で思ってても、周囲に決して言わない。
小学生の頃からそう言ってきたからな。好きな子はいない、彼女なんか面倒なだけ。
結婚は当分考えていない。ずっと、そういうことには、興味はないって言ってきた。なんでか分かるか?」
「何、それ?」
「それじゃあ、聞くけど。明日の朝、俺が会社で彼女が欲しいって言ってみろ」
「女の子たちが喜ぶ」
「喜んだら、その子たちどうするんだ?」
「近づきになりたいと思って、アピールする。
もしくは、告白してもダメだって、諦めてた子たちが頑張りだす」
「シャレにならんだろう。仕事に差し支える。
ただでさえ、俺、女の子に特別な視線を送ったって思われないように、3秒以上女の子の顔見ないとか。 絶対に触らないとか。
二人っきりでエレベーターに乗らないとか気を付けてる」
「苦労してるのね」
「だから、普通にしてられるのは、晴夏の前だけだったんだ」
「そうだったの?」
「気の置けない友人。
楽しい仲間。でも……」
「でも?」
「寝てみてわかった。
これが特別な相手なんだって」
「ええっ?」
「ん、まあそういうことだって。
深くは追求するな」
「どういうことよ、わかんない」
「えっと。そういう時も、
自然体でいられるっていうことだ」
「自然体じゃないって、どういうこと?」
「だから、追求するなって言っただろ?」
「ケチ」
「こういうことはな、奥深いんだ。
お子様には難しい。
でも、考えたら当たり前だよな。
普段自然体で話してるやつは、ベッドの中でも自然体なんだって」
「何言ってるのか、分からない」
「晴夏は、それでいいんだって」
「独身主義ねえ。あのなあ、考えてみろよ。 俺が周りに向かって彼女欲しいとか、結婚したいとか言ってみろ、その後、どうなるか考えてみろよ」
「ん?」
「だから、彼女が欲しいって内心で思ってても、周囲に決して言わない。
小学生の頃からそう言ってきたからな。好きな子はいない、彼女なんか面倒なだけ。
結婚は当分考えていない。ずっと、そういうことには、興味はないって言ってきた。なんでか分かるか?」
「何、それ?」
「それじゃあ、聞くけど。明日の朝、俺が会社で彼女が欲しいって言ってみろ」
「女の子たちが喜ぶ」
「喜んだら、その子たちどうするんだ?」
「近づきになりたいと思って、アピールする。
もしくは、告白してもダメだって、諦めてた子たちが頑張りだす」
「シャレにならんだろう。仕事に差し支える。
ただでさえ、俺、女の子に特別な視線を送ったって思われないように、3秒以上女の子の顔見ないとか。 絶対に触らないとか。
二人っきりでエレベーターに乗らないとか気を付けてる」
「苦労してるのね」
「だから、普通にしてられるのは、晴夏の前だけだったんだ」
「そうだったの?」
「気の置けない友人。
楽しい仲間。でも……」
「でも?」
「寝てみてわかった。
これが特別な相手なんだって」
「ええっ?」
「ん、まあそういうことだって。
深くは追求するな」
「どういうことよ、わかんない」
「えっと。そういう時も、
自然体でいられるっていうことだ」
「自然体じゃないって、どういうこと?」
「だから、追求するなって言っただろ?」
「ケチ」
「こういうことはな、奥深いんだ。
お子様には難しい。
でも、考えたら当たり前だよな。
普段自然体で話してるやつは、ベッドの中でも自然体なんだって」
「何言ってるのか、分からない」
「晴夏は、それでいいんだって」