クールな同期が私だけに見せる顔

彼の手が、シャツの中に滑り込んでくる。

指先が、直に肌に触れる。

冷たい缶で冷やされた手が肌に触れる。
触れた場所が、ぞくっと震える。

彼の大きな手が、胸を包み込むように置かれる。

しばらくすると、彼の手は、肌と同じ温度になり、もう冷たさを感じない。

彼の手は、感触を確かめるように私の肌を優しく撫でる。


彼は、唯一身にまとっていたシャツを脱がせようと引っ張った。

シャツがめくれて、冷房のきいた冷たい空気が入り込んで来くる。


体を覆うものがなくなった。

立派とは言えない、私の体が彼の目の前にさらされてしまった。

それを嫌って、身をよじって、私は彼の邪魔をする。

私は、彼の指先から布地の裾を奪うと、引っ張り返した。


省吾が顔を近づける。

「ダメ。抵抗するな」


省吾は、私の両腕を頭の上で押さえつけ、もう片方の手で着ているものを、焦らす様にゆっくりと脱がせていく。

じっくり見つめられる恥ずかしさに、私は顔を背ける。

力強い声と、有無を言わせない腕力を見せつけられる。

普段、穏やかににこにこ笑ってるくせに。

『無理しなくていいよ』

と、いつものように笑って許してくれない。

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